2020-07-27 電話 雑記 あの日、いつもなら寝ている時間。あなたとただ、静かに電話をしていた。お互いを共有し、 お互いを確認し、 静かにこのときを楽しんでいた。「ねぇ、見て」カーテンを開けると、そこには しらしらと、清らかな空があった。「いつもは寝ている時間だから、この青は知らなかった」 そんな私の言葉に、 うれしそうに、いとしそうに、言葉を紡いでくれた。そこにあるのは声なのに、 そばにいるみたいで。すべてがいとしかった。