あまなつ屋

思ったことを、つらつらと。

雑記

電話

あの日、いつもなら寝ている時間。あなたとただ、静かに電話をしていた。お互いを共有し、 お互いを確認し、 静かにこのときを楽しんでいた。「ねぇ、見て」カーテンを開けると、そこには しらしらと、清らかな空があった。「いつもは寝ている時間だから、こ…

先ほどの記事を書いていて、思い出した詩がある。 それは、寺山修司の『海が好きだったら』である。 水に書いてもすぐに消える。 それを知ったうえで、寺山さんは自分のことを 「水に愛を書く詩人だ」と言う。 その理由は、 「たとえ/海に書いた詩が消えてし…

海を見ると、必ず思い出す言葉がある。 「海が見えた。海が見える」 林芙美子『放浪記』の一節である。 懐かしさと、安心感を得られる海が好きだ。 あの匂いも。 できれば、どうか、自然のある場所で見たい。